ベアーズ会報                                                                                                 

 千葉の桜 キ ャ ン プ  

千葉県 君津市 ズウタ公園

 4月3日、月曜日。久し振りのベアーズキャンプは千葉の君津、ズウタ公園での桜キャンプであった。しかし、今年の桜はどこも異例の早さで開花となり、はたして満開の桜を堪能できるか心配だった。また、今年度のキャンプ計画を話し合おうとしていたが、高橋さんと八木さんが参加できず、多少不安のまま千葉に向かった。

 

私たちは前日長野から戻り、即、また移動となった。下の道でアクアラインに向かうと、途中、国立の大学通りは桜吹雪だった。多摩川沿いの道を川崎に向かって進んでいくとこちらも桜並木が綺麗だった。浮島ICからアクアラインに入り、海ほたるで昼食をとった。スマホのグーグルナビに従いズウタ公園に向かうと、最後は無料となった房総スカイラインで現地近くに到着した。時間はまだ早かったので、亀山湖あたりの桜を楽しもうと移動し、駐車場に車を止め、湖畔の桜を眺めながらのんびりと散歩を楽しんだ。気持ちの休まるいい時間だった。湖畔近くの湖水亭嵯峨和で温泉に入った。月曜日のためか、温泉には他の客もいなく、のんびりと黒っぽいつるつるとした温まる温泉を楽しめた。

3時過ぎ、ズウタ公園に到着すると田中さんが待っていた。まずは桜の写真を撮りながら、公園を散歩した。満開は過ぎたようだが、桜は十分に楽しめた。このズウタ公園はもう何年利用しているのか、静かで穴場の公園だ。桜の木も当初よりかなり大きくなり、地元では知る人ぞ知る桜の名所となっていた。

 

 近くの温泉がどこも1000円以上となる中、先ほどの温泉は700円と安く、また、泉質や雰囲気もいい温泉だったので、田中さんに紹介すると田中さんは早速その温泉へ出かけて行った。妻は散歩に行くと言って裏山の展望台へと上って行った。健康のため、目標の今日の歩数を確保しようとしている。私も車で一休みした後、公園の隅から隅まで歩いた。芝生は綺麗に刈り込んであったが、あちこちに鹿の糞が転がっていた。パチンコ玉ぐらいの大きさでたくさんかたまっていたので鹿のものとすぐに分かった。

 やがて田中さんも戻り、佐藤さんも到着した。奥さんと犬2匹、それに猫1匹の大家族だった。この日、少し風があり、冷たかった。よって、いつもは芝生でテーブルを広げていたが、今回は駐車場で3台の車をコの字に並べ、風よけをして食事やだんらんの場所とした。それぞれテーブルやいすをセットし、準備完了となった。佐藤さんはまずはワンちゃん2匹の散歩が必要と、公園に出かけて行った。その間、奥さんは少しずつ夕食の準備を始めた。今晩はカレーと自家製のサラダがメインのようで、カレーはすでに具材を煮込んであり、後は温めてルーを入れればよい状態になっていた。厚揚げをホイルの上で焼き、タケノコの煮物をつまみにみんなでのんびりとおしゃべりをしながら、私はビールを頂いた。

前回のキャンプは11月に冬桜を見に鬼石へと出かけたが、その時は佐藤さんが参加できなかった。また、最近、道の駅ではテーブルを広げての食事はやりにくくなっており、このような形はコロナの影響もあり、3年振りのようだ。リラックスできるキャンプはとてもいい。これが家族的なベアーズキャンプの良さかとしみじみ感じた。

 

 陽が傾いてくるとかなり涼しくなってきた。風は先ほどよりかなり収まってきたが、寒いと暖かい食べ物がいい。パックのご飯を温め、ぐつぐつ煮込んだカレーは最高のごちそうになった。私はカレーだけをお替りし、おなかが一杯になると同時に体もホカホカと温かくなった。

 

 夕食後、おしゃべりをしている中で、田中さんは今度の車検を機にキャンピングカーを廃車にする予定だと言った。5月か6月ごろと言っていた。そしてベアーズも休会させてくださいとのこと。東京では車なしでも十分に生活できるという。私たちにとっては寂しいことだが、田中さんは新しい次の生活スタイルを作り出そうとしているのだと感じた。そんな田中さんの話もあって、今回、今年度のベアーズキャンプの予定を相談しようとしたが、それもできず、結局、それぞれがキャンプに出掛ける際、計画をラインで皆さんに伝え、一緒に行ける人が合流する形でベアーズキャンプを続けようということになった。と、いう訳で皆さん、キャンプの計画をしましたら、できるだけ早くその計画をラインで皆さんに知らせてください。よろしくお願いします。桜の時期とはいえ、結構冷え込んできたので9時ごろお開きとし、それぞれの車に戻った。

 4月4日、火曜日、晴れ。昨夜は冷え切った体が温まるまでなかなか寝付けなかった。6時過ぎに起き出すと、いつもよりはのんびりと朝食の準備をした。我が家はいつも通りパンとヨーグルト、果物などの朝食だが、佐藤さんは昨夜のカレーの残りをスープにして提供してくれた。朝夕冷え込むこの地では暖かい飲み物がとてもうれしい。

 朝食後、しばらく歓談した後、田中さんは先に帰路に就いた。次に田中さんといつまた会えるのか…。どこかテント泊のできる場所を見つけ、ベアーズのキャンプを設定して田中さんを呼びたいと思う。妻と私は朝の散歩のつもりで裏山の展望台に登ってきた。そういえば佐藤さんの奥さんが朝5時ごろ裏山のふもとで鹿を見たとか。あれだけ大量の糞があれば鹿もたくさんいて見つける機会も多いことだろう。15分ほどの登りで頂上に着いたが、我々の車は見えなかった。駐車場の一部だけが見えた。反対側には君津の道の駅が見え、手ごろな散歩コースであった。降りてくると、まだ佐藤さんは犬の散歩もあって公園に車があった。何時ごろだろうか、また海ほたるでの昼飯時間を見計らい帰路に就いた。帰りも多摩川沿いを通り、途中国立の娘の家に寄り、春休み中の孫と少しおしゃべりをして帰ってきた。

 

 幹事の佐藤さん、美味しいカレーと自家製のたくさんの野菜など有難うございました。

 

 

追伸

 

 私は白馬へ戻る途中、上田市のはずれになるのか、武石のはなももの里に寄ってきた。すぐ近くには道の駅マルメロの駅ながと」があり、温泉も併設している。里山が花桃で飾られ、道の駅はたくさんの施設があり、とても素晴らしい場所だった。来年の4月中旬ごろ、ベアーズキャンプにいかがでしょうか。